藤井風さん『花』
ついにコロナになってしまった。5類に移行して、もうコロナは過去のものになったかなと半分思っていたタイミングで、まさかの陽性判定。
症状は、ほぼ発熱だけでした。体温を測ったら38℃と表示されて、「体温計、壊れてんのかな?」と思ってましたが。そーか、コロナだったか…。(¯―¯٥)
熱は3日目には下がりましたが、治りかけのタイミングで別のカゼをキャッチしてしまったらしく、昨夜は鼻詰まりで眠れず、今日も頭がぼんやり。あぁ、しんど。
寝るに寝られず、YouTubeのミックスリストで夜中まで音楽を流していて、初めて藤井風さんの曲を聞きました。
(たぶん知らないうちに、耳にはしてただろうと思いますが)
私はだいぶ前から懐メロ専門になってて、新しい曲を積極的に聴くことはなくなってたんですが、ちょっとビックリしてしまったな…
藤井風さんの『花』という曲なんですが。
本人が棺桶を思わせるような所に入って花に埋もれている映像がちょっとショッキングで、最初は正視できなかったんですが(映像を見ずに、鼻詰まりの呼吸困難でボーっと音だけ聞いていて…)思わずあとで起き上がって、映像と歌詞も確認しました。
なんか、新しい時代に入ったんだなー。と思いました。こういう音楽や歌詞を、こういう歌い方で歌う人が出てきたんだなぁ、と。
この歌詞の世界、まるで仏教の経典か何かをひもといているような…
霊柩車(っぽい車)が疾走する平原は中央アジアの砂漠で、仏教が旅した道に重なる気がする。(実際のロケ地はオーストラリアらしいですが)。もしかしたら、特定の場所や国に拠らない世界を描いているのかもしれないけど。
藤井さんの着ている服の色や柄も、(無国籍風だけど)インドとか中央アジアっぽいしやな~。藤井さんの個人レーベルに使われている文字も、どことなくサンスクリットの文字っぽいよのぅ。
うん、そーだ。
この歌、歌詞、映像。今という時代の経典だ……
サックス歴 4か月
二胡の教室、気に入るところが見つからず「私が一番やりたい楽器は、実はやっぱりサックスではないか」と思い、昨年10月に教室(ヤマハの大人向けの教室)に通いはじめました。
・楽器
すぐに楽器を買う度胸はなく、最初はJマイケルという中国製のサックスをレンタルしました。音はなんとか出ていたんですが、この楽器では出ない音が、レッスン時に借りるヤマハのサックス(YAS-480)では出るなぁ~。と思い、2か月ほどでヤマハのレンタル(「音レント」)に切り替え、一番お手頃な(YAS-280)の中古を借りています。
最低でも7か月は借りる契約になってます。
(ただいまレンタル中)
音は、やはりJマイケルよりは出やすいし、キーも押さえやすい気がする(特に右手の小指あたり)。ただ、教室のサックス(もう少しお高い)は、さらに出やすい気がしてます。やはり値段なりの値打ちがあるってことでしょうか。
・耳
私は過去に耳をいためたことがあり、つい必死になって吹いてると、片方の耳で耳鳴りがしてしまうのが悩みの種。年始は時間があったので近所のカラオケボックスで大喜びで吹いていたら、耳がおかしなりました。
楽器に限らず、頭に圧力がかかるとまずいみたいなので、力みすぎず、息が足りなくなったら無理をせず息をすること。(まぁ、当たり前のことなんですが)。
あと、爆音も耳によくないので、防音用のイヤーマフをコーナンで買いました。(800円ほどだった)
こんなん
最近はこれを着けて練習しています。ちょっと頭が締め付けられる感覚はありますが、防音効果は悪くないです。耳は大切にしないと‥‥。
カラオケボックスは、(狭い部屋だと特に)音がめちゃくちゃ響くんですね。最初はそれが気持ちよかったんですが、私の場合は耳によくなさそうでした。
・ヤマハの教室
ヤマハのサックス教室、先生もしっかりされてますが、教材もよくできてるなー。と感心してます。伴奏の音源がちゃんとつくられていて、1音とか2音とかしか吹けなくても、一人前のプレーヤー気分で吹けるよう、かっこよくつくられてる。特に初心者のあいだは、このすばらしい伴奏に助けられるんじゃないでしょうか。
サックスについては、数十年前に挫折歴があります。そのときは楽器が手元になく(レンタルするという発想がなかった)、自宅で練習ができず「肺活量が足りない・・」と、2か月で挫折しました。
当時はグループレッスンでしたが、今回は個人レッスンにしてます。グループレッスンも、他の人から刺激を受けたりといいところはあると思うんですが…。あと、今はテレワークになって通勤に時間と体力をとられなくなり、教室に通いやすくなったことも大きい。
・楽器の持ち運び(楽器ケース)
最初は、レンタル楽器に付属していた専用の楽器ケースに入れて担いでいましたが、楽器とケースとあわせて、軽く5キロを超えていました。重い。
私はクルマの運転ができず、さりとて練習に行く近所のカラオケボックスへの道は坂道が多く、自転車で移動しづらい。電動自転車はもっておらず(買う気もない)、キャリーカートは振動で楽器をいためるので、やはり徒歩移動になります。そこで先生におすすめされた楽器ケースを買いました。ネプチューンというメーカーのもの。
これです
もとの楽器ケースと比べると1キロほど軽めで、この1キロのちがいで随分運びやすくなりました。ええ運動になるわー。
・リード
体験レッスン時に使わせてもらったリードは2 1/2。当初はこれで吹き始めたんですが、徐々に音が出なくなってしまいました。原因ははっきりとわかりませんが(また、リードは音の出方が変化するもののようですが)、吹き方の問題とは別に、「このために音が出なくなったのではないか」と疑っていることがあります。それは納豆です。
私はわりと納豆を食べる習慣があり、夕食時に納豆を食べた後、きちんと口回りを洗わないままリードをくわえていたことがありました。そのため、納豆の粘りがリードについて固まってしまったのではないか、そのために息が通りにくくなったのではないか、と推測しているのです。(納豆って、洗ってもおちにくいし…)
まぁ、単に吹き方の問題かもしれませんが……。
ちなみにそのリードは先端を少し切って消音リードにして、音を出さずに練習するときに使っています。音の出ない練習はまあ物足りないですが、周囲に気兼ねする必要がないし、やらないよりはいいだろう(多分)と。
リードは、先生のすすめで、やわらかめのものに変更しました。ダダリオ(セリクトジャズ)の2M、その後は2Hに変更して練習しています。
・肺活量
個人レッスンのため、他の生徒さんと顔を合わせる機会がほぼないんですが、先日、新年会というものがあり、いろいろな方とお話しできました。サックスって肺活量いるなぁ、とつねづね思う私ですが、体格のいい男性が「肺活量、そんなに要らん」と言っていて、のけぞりました。
先生によると、男性は女性の倍ぐらいの音が出るそうです。肺の大きさもちがうし。
(なんかハラ立つ・・)
そうはいっても、先生もホッソリした女性だしなー。
まあ、がんばります。
うまいワークショップづくり
先日、阪大のワニカフェというイベントに参加(というか見学というか…)してきました。
「演劇で人生会議をしよう」というものなんですが。
http://hotozero.com/enjoyment/learning-report/wanicafe_231007/
(↑URLをコピペしてご覧ください)🙇♀
ちょっと重たそうなテーマなんですが、ワイワイとえらい楽しそう。流れの作り方がうまいな〜(プロの人にうまいというのは失礼なんですが…)。よく考えられているなぁと、めちゃ感心しました。
(それにしても人生会議、他人事ではないなぁ…。)
二胡買うた
何ヶ月か前の話ですが、二胡を買いました。最初は合皮のレンタル二胡でしばらくギコギコと弾いていたけど、やはりオススメの楽器ではないということで、ちゃんとしたものを。私としては久しぶりの大きな買い物でした。
合皮の楽器とはまず音色が違うなぁ、と感心。弾き初めの「ギッ」という感じの音は、初心者なのでどうしても出るけど、耳を塞ぎたくなるような雑音からは解放された。そうか、楽器が悪かったのか…(と、楽器のせいに・・)
教室はいくつか見学してみたけど、ここ!というところが見つからず、オンライン教室にするかなぁと思い、検討していたのはSOBOKU二胡スクールというところのネット教室です。
ただ「特訓講座」とかいう怖そうな講座名にびびっているうちに、時間が過ぎてしまいました。そんな名前にせんでもええのに…
モンゴルとかの平原でノビノビと弾く楽器だよ…(イメージとしては)。
坂本龍一さん
毎日、あつい。
少し前に、坂本龍一さんの追悼シンポジウムというものが京都の大学で行われて、聞きに行ってきました。自伝(とされる)本も読んで、つくづく、すごい人だったなぁと思う。。(自伝「音楽は自由にする」「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」、どちらも、ものすごく読みごたえありました)
亡くなってから、「ああ、そういえばこれも坂本さんの曲だった。あれも、これも」という曲を思い出した。あと、新たなアレンジに出会って「おお!」と思った曲もありました。
中谷美紀さんのイメージにぴったり。テープだったかMDだったかに入れて、よく聞いてたなぁ。
なんちゅうか、響きが美しいんや・・。
坂本さんの曲として紹介される機会があまりないようなんだけど、、映画「オネアミスの翼」のサントラも、めっちゃ好きやなぁ。
全部好き、オープニング曲もエンディング曲も好きだけど、エンディングは映像とかストーリーとの溶け込み具合が震撼するレベルだった(…と言いつつ、映画の本編はちゃんと見ていないんですが・・)
美しいな
戦メリに匹敵する
エンディングだけでももう一度見たい。
戦メリを琴で演奏したものはわりと最近発見したんですが、はじめから琴のために作られた曲みたいにぴったり。
動画の演出は、(この人、なんで狐のお面をかぶっているんだろうとか・・)ちょっと気になる点はありますが、、
和楽器のプロが戦場のメリークリスマス弾いてみた!ーJapanese traditional musical instruments ensemble "MAHORA" - YouTube
映画「バベル」の音楽もよい…
音楽を言葉で表せないなぁとつくづくおもう
そして、ほんまにすごい人やったなぁと思います
映画音楽とかポップスとかとは別に、前衛的な音楽も作られていたけど(というか、本人にとってはそちらが本筋だったようだけど)、やはりしびれるくらい、いいなぁと思うのはこちら側(わかりやすいほう)だなぁ。。
話もどりまして追悼シンポジウム(6月18日、京都芸術大学 春秋座で開催)では、坂本さんと親交のあったアーティストや学者が総勢約10名、入れ代わり立ち代わり登壇して、みな楽しそうに坂本さんとの思い出をふりかえっていた。
さんざん坂本さんのことを語りまくったあとで、最後にメイン登壇者の二人(批評家の浅田彰さんとアーティストの高谷史郎さん)が、ぽつっと「坂本さんが亡くなったことかまだ腑に落ちていない、理解できていない」「私も」と話していたのが、なんか、すべてを物語っているなぁと思った。
私みたいな平凡なファンでも、この人がもうこの世にいないということがまだぴんときていない。YMOや戦メリやラストエンペラーは言うに及ばず、上にあげたような曲に10代から20代のときに出会って、どっぷり浸っていたわけだから…
また話が前後しますが、自伝「音楽は自由にする」のほうで印象に残っているのは、坂本さんに作曲を学ぶことをしつこく?すすめたというピアノの先生。
「作曲なんて、とてもとても」と断る坂本さん親子に何度もすすめて、「それほど言われるなら」と作曲の先生のところに通いはじめたそうで、ピアノの練習にはあまり熱心ではなかったという小学生時代の坂本さんのどのあたりにその才能の片鱗をみたのか、伺えるものならぜひ伺ってみたいものだと思った。
ピアノでなにげなく出した和音に光り輝くものがあったとか、小学生なのに前衛音楽のコンサートを面白がっていたこととか、チェルニーのある練習曲を音楽として許せない、目も耳も汚れると言って頑として弾こうとしなかったこととか・・かなぁ。まぁ先生としては、確信できるものがあったのだろうな。