会期終了直前に、かけこみで観に行ってきました。
「ラファエル前派の軌跡展」(あべのハルカス美術館)
週末でしたが、恐れていたほどの混雑はなし。
会場に行ってはじめて知ったんですが、撮影OKの作品がけっこうあったのですね。展覧会の広告にも使われているロセッティの女性像もOKとのこと。恐縮してしまいます。
‥と言いつつ、撮らせてもらいました。
まっすぐにこちらを見る目が神々しい。
ロセッティ作《ムネーモシュネー(記憶の女神)》(1876-81年)。女神様だったのか、どうりで神々しいはずです。
この絵を撮れるとはありがたいことですが、鑑賞者が撮影者に遠慮しなければならないという矛盾も起こり得ます。(そういう自分も撮っているんですが)
さっと撮って、さっと場所を譲って、配慮しあえたらいいなと思います。
下も、ロセッティの作品。
《クリスマス・キャロル》(1867年)
どこか中国風の衣装に、東洋風の楽器。西洋のクリスマス・キャロルという感じでもないですね。ジャポニスムの影響もあるのかな。
「なんとなくロマンチックで、ええなぁ。(ところで、ラファエル前派って何?)」と思いましたが、アカデミックな美術教育に反発した、英国の若手アーティスト一派だったそうです。
絵に登場する人物は、ふんわり夢見るような雰囲気の女性が多い。ふんわか気分が伝染します。